取組紹介

北京市との大気質改善分野における研究員交流

北京市との大気質改善分野における研究員交流

都は、2009年9月に締結した「東京都と北京市の技術交流・技術協力に関わる合意書」に基づき、北京市と環境分野の技術協力を推進しています。
2015年度には、PM2.5対策・VOC対策などについて、東京都環境科学研究所及び北京市環境保護科学研究院の間で、約1か月間にわたる相互技術交流を実施しました。以後、毎年技術交流を行っており、2020年度は3月11日~12日の2日間で開催しました。 これまでは、研究員の訪中または訪日により交流を行っておりましたが、今年度は新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ、オンライン会議形式により実施しました。

都からは、環境科学研究所の研究員が登壇し、都における生活用品からのVOC排出調査の結果報告や、植物由来のVOC排出に関する最新の研究結果等を発表しました。 北京市環境保護科学研究院からは、“一工場一策”の方針に基づく工場へのVOC削減支援や、石油化学団地周辺でのVOCのリスクアセスメント等について報告があり、互いのベストプラクティスや知見等を共有するとともに、東京・北京両都市に共通する課題の解決に向けた活発な意見交換を行うことができました。

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